前回の記事では6月1日~7月10日までに行う
労働保険の年度更新についてかきました。
法人でも個人事業主でも、
一人でも労働者を雇っていれば
必要な手続きです。

今回はその次に必要な手続き、
7月1日~7月10日までに行う
社会保険の年度更新の手続き、
定時決定(算定基礎届)について
簡単にかきます。

「算定基礎届」の対象となる「社会保険」とは?

対象となる「社会保険」とは以下のものです。

健康
保険
病気やケガをしたときに安心して医療を受けられるようにするもの
介護
保険
介護が必要になったときに助けてくれるもの
40歳以上の人が払います
厚生
年金
いわゆる年金の2階建て部分
厚生年金に加入していれば老後に基礎年金にプラスして厚生年金を受けとることができます

社会保険の加入義務は会社にあります。

  • すべての法人
  • 常時従業員を5人以上雇用している個人事業主

このような会社は社会保険に加入しなくてはいけません。

詳しくはこちらをご覧ください。

ちなみに対象となる従業員の方は
このような方です。

  • 正社員、法人の代表、役員
  • 以下すべて満たす方
    • 週の所定労働時間20時間以上
    • 勤務期間1年以上見込
    • 月額賃金8.8万円以上
    • 学生以外
    • 従業員501人以上の企業に勤務

また、パートやアルバイトの方で
週30時間未満でも、
同じ会社の正社員の1週間の
所定労働時間の4分の3以上働いている
方は対象になる場合があります。

算定基礎届とは?

会社は毎年、各従業員に4月~6月に
支給された給料(手当含みます)の平均を
7月10日までに年金事務所にお知らせする
必要があります。

4月~6月に支給された給料をもとに、
「標準報酬月額」というものを決めて
それに基づいて9月~翌8月までの
社会保険料の計算をするからです。

「算定基礎届」は毎年6月中旬ごろに
年金事務所から郵送で届きます。

日本年金機構のHP
ダウンロードをすることもできます。

「算定基礎届」の提出方法

「算定基礎届」は大きな会社
(資本金等が1億円を超える会社等)は
2020年4月から電子申請が
義務化されていますが
その他の会社は以下の方法で提出できます。

  • 電子申請
  • 電子媒体(CDまたはDVD)
  • 郵送
  • 窓口持参

電子申請の場合は
e-Govで電子申請する方法と
GビズIDを利用して電子申請する方法が
あります。

e-Govで電子申請する場合
法人の電子証明書が必要となりますので
GビズIDを利用する方法の方が簡単です。

GビズIDを利用した
手続き方法はこちらに記載があります。

GビズIDを利用して電子申請するために
算定基礎届を作成する方法は
「届書作成プログラム」というシステムを
無料ダウンロードして作成する方法と
freeeやマネーフォワード等が提供する
労務管理ソフトで作成する方法があります。

freeeの場合は人事労務freeeを使う必要があり
マネーフォワードの場合はマネーフォワード
クラウド社会保険を使う必要があります。

freeeではこちら
マネーフォワードではこちら
に記載があるのでご参照ください。

freeeやマネーフォワードを
利用していればこの算定基礎届の申請も
簡単に行うことができます。

対象となる従業員の数が少ない会社は
手書きで郵送する方法でも
よいと思います。

まとめ

今回は社会保険の年度更新、
「年次決定」のための「算定基礎届」について
かきました。

労災保険の年度更新と同様
対象の会社にとっては必ず必要な
手続きです。

freeeやマネーフォワードを利用していれば
簡単に手続きをすることができます。

電子申請の場合は電子証明書が不要な
GビズIDの利用がおすすめです。

ひとりごと

長男の運動会の代休日に、
長男(7)と次男(3)をつれて
雨の中、名古屋のポケモンセンターと
大須のポケモンカード屋さん巡り
をしてきました。

長男だけをつれていったことは
何度かありますが、
次男も一緒に行くのは初めて。
子供たちは楽しんでくれたけど
私は必死で。
一週間くらい疲れを引きずりそうです。