中小企業の退職金制度である小規模企業共済
節税になるため多くの方が加入していますね。

今回は個人事業主として小規模企業共済に
加入したのち、法人成りをした場合の取り扱い
についてまとめてみます。

小規模企業共済とは

小規模企業共済とは
中小企業の経営者や個人事業主
将来の退職金として積み立てることができる
共済制度です。

掛け金が全額「所得控除」となるため
所得税と住民税を節税することができます。
※国民健康保険料は残念ながら下がりません。

また、節税以外にも、低金利での
貸付制度があることも魅力の一つです。
借入は掛け金の7~9割の範囲内で可能です。

個人事業主が法人成りした場合の取り扱い

多くの個人事業主の方が加入している
小規模企業共済ですが、
法人成りした場合の取り扱いは
どうなっているのでしょうか。

結論としては、
法人成りした法人が加入要件を満たせばその
まま継続して加入
し続けることができます。

ただし、加入区分が変わるため、
変更手続きが必要となります。
(同一人通算というようです)
変更手続きの流れはこちら
参照してください。

法人成りした場合の加入要件

法人成りした場合は、
①その法人が加入要件を満たし、
②ご自身がその法人の役員として
事業に従事していることが必要となります。

法人の加入要件は以下のとおりです。

事業の種別常時使用する
従業員数
建設業、製造業、運輸業、不動産業、農業、サービス業(宿泊業、娯楽業に限る)等20人以下
商業(卸売業・小売業)、サービス業(宿泊業、娯楽業を除く)5人以下
企業組合20人以下
(事業に従事する
組合員の数)
協業組合、農業の経営を主として行っている農事組合法人20人以下
弁護士法人、税理士法人等の士業法人5人以下

なお、
以下の法人は加入することができません。
・外国法人
・直接営利を目的としない法人
(協同組合、医療法人、学校法人、宗教法人社会福祉法人、社団法人、財団法人、NPO法人など)

詳細な加入要件はこちらでご確認ください。

法人が要件を満たさない場合や自身が役員にならない場合など

法人が要件を満たさない場合や
自身が役員にならない場合など、
小規模企業共済の加入要件を満たさなく
なった場合
には、小規模企業共済を
継続することができません。

その場合は解約をして、
「準共済金」を受け取ることになります。

個人事業主が法人成りした場合の小規模企業共済の取り扱い
こちらから画像をお借りしました

受け取れる共済金ですが、
金額が多い順に、
「共済金A」>「共済金B」>「準共済金」>「解約手当金」となります。

「準共済金」は、「共済金A」や「共済金B」
より受取額が少なくなります。

また、法人成りした結果、
加入資格はなくなっていないが
解約する場合は「任意解約」(解約手当金)

となり掛け金を20年以上かけ続けていないと
元本割れしてしまうことになります。

法人の場合の共済金-個人事業主との違い-

法人の場合は、
「共済金A」を受け取れる要件が
個人事業主とは異なる
ため注意が必要です。

※「共済金A」は上記記載のとおり
受け取れる共済金が一番多いものになります

法人の場合(会社等役員の場合)の
共済金の受取については以下のとおりです。

個人事業主が法人成りした場合の小規模企業共済の取り扱い
こちらから画像をお借りしました

個人事業主の場合は「廃業」したら
「共済金A」を受け取れますが、
会社役員の場合は会社が「解散」や「破産」した場合でないと「共済金A」を受け取れません。

会社役員を退任した場合や亡くなられた場合は
「共済金B」
となり、「共済金A」より
金額が少なくなってしまいます。

法人成りを考えている場合は
その点を踏まえてシュミレーションを
する必要があります。

将来受け取れる予定の
「共済金A」と「共済金B」の
シュミレーションはこちらでできますので
気になる方はご自身の数値を入力して
ご確認下さい。

小規模企業共済の掛け金について

勘違いされている方が多い点ですが、
法人成りをした場合でも小規模企業共済の
掛け金が「経費」になるわけではありません。

個人事業主のときと同じように
個人の所得(役員の場合は給与所得)
の所得控除となり、
個人の所得税や住民税の節税になります。

小規模企業共済の掛け金は
ご自身の会社の年末調整時に所得控除の資料
として会社に提出する、
もしくはご自身の所得税の確定申告時に
小規模企業共済の掛け金の金額を
記載することになります。

まとめ

今回は小規模企業共済について
法人成りした場合の取り扱いについて
記載しました。

将来法人成りをすることを考えている場合は、
小規模企業共済加入時から意識して
計画を立てていただけたらと思います。

ひとりごと

ここ数ヶ月、プライベートのことで
悩み、苦しんでいます。
これからも苦悩は続くと思いますが、
ネガティブなことはあまり発信しない
ようにしたいと思っています。
仕事や対人関係では意識して
気持ちを切り替えていきたいです。

暑い季節になりましたね。
水遊びや生き物が大好きな子供たち。
テーマパークに行くより
川、海、山など自然のある場所に行く
方が子供たちの印象に残っている様子。
長男は「やな」、次男はグランピングに
いきたいと。

そういえば長男は爬虫類イベントという
ものにも行きたいようで。
自宅を動物園や水族館のようにするのが
夢だと語る長男。う~ん、
行ったらなにか飼いたがるだろうな。