freeeやマネーフォワードのような
クラウド会計は銀行明細などのデータを
自動で取りこんでくれて記帳が簡単に
できる、とても便利なツールです。
ただやみくもにはじめても
うまくいきません。
freeeやマネーフォワードを上手に使うために
最低限知っておいていただきたいことを
まとめます。
事業用口座を開設しましょう
これはクラウド会計を使っている否かに
かかわらずですが、開業したらまず
事業用口座を作りましょう。
事業の入出金とプライベートの入出金を
きちんと分ける必要があるからです。
基本的なことですが、
開業したばかりの方は意外と
できていない方が多いです。
事業用口座とプライベート用口座を
きちんと分けていれば以下のような
メリットがあります。
- 記帳の手間が省ける
- 資金繰りの管理がしやすい
いままで使っていたプライベート用口座の
一つを事業用として使ってもよいですが、
屋号付きの事業用口座を開設すれば
信用力がアップし、自分の中でも
事業用として明確に意識できる
という利点があります。
なお、freeeやマネーフォワードなどの
クラウド会計を使う場合はネットバンク
の事業用口座を開設する必要があります。
ネットバンクでないと自動でデータを
取り込んでくれないからです。
同期対応口座の一覧は
freeeの場合はこちらです。
マネーフォワードの場合は
API連携できる口座一覧を公表しています。
大体の銀行が同期の対象となっていますが、
freeeの場合、楽天銀行は同期できないので
注意してください。(2022年12月現在)
口座の開設には書類の準備や
審査の期間があるので
時間に余裕をもって進めましょう。
事業用の口座ができたらそれを
freeeやマネーフォワードに連携しましょう。
連携の手続きはとても簡単です。
freeeはこちら。
マネーフォワードはこちら。
事業用のクレジットカードを作りましょう
事業用口座を開設できたら次に
事業用のクレジットカードも作りましょう。
クレジットカードも銀行口座と同様
プライベートの支払が混ざっていると
記帳を効率化でないし、
資金繰りの管理も難しくなります。
freeeで連携できるクレジットカードは
こちらです。
マネーフォワードで連携できる
クレジットカードは
マネーフォワードクラウド会計画面の
データ連携>新規登録>カードのカテゴリ
から確認することができます。
なるべく同期できる電子決済を使いましょう
事業ではなるべく現金決済を減らし
freeeやマネーフォワードに同期できる
電子決済を使いましょう。
電子決済は
モバイルSuicaとかnanacoなどです。
freeeもマネーフォワードも
paypayなどのQRコード決済は一部
同期ができないのでご注意ください。
(2022年12月現在)
同期できない電子決済の場合は
CSV.データを自分でインポートしたり
手間がかかります。
効率的に記帳をするためには
同期できるサービスを利用することを
おすすめします。
また、Amazon、楽天、ヤフーショッピングで
お買物する方はそれらを同期すると
領収書などの証憑も自動取得してくれるので
おすすめです。
証憑があることでなにを買ったのか
明確になり記帳がよりスムーズにできます。
また電子データ保存も自動でできるので
電子帳簿保存法にも簡単に対応できます。
まとめ
今回はfreeeやマネーフォワードの
上手な使い方について書きました。
これから事業を始められる方など
基本的なことですが参考にしてみてください。
編集後記
会計事務所を開業してから
色々な方と関わらせていただくことが増え
いい経験になっています。
いい出会いが続くといいです。
ひとりごと
先日小1の長男が自宅で
タブレットで学校の授業を受けました。
なにも教えていないのに
自分が写る画像の背景を色々とかえていて
さすがデジタルネイティブ世代だな…
と思いました。