今回はクラウド会計(freee、マネーフォワード)を利用した場合の顧問税理士とのやり取りを、従来の会計ソフトと比較して記載したいと思います。

資料の提出から面談までの流れ

従来の会計ソフトとクラウド会計では、
顧問税理士とのやり取りに関してこのような違いがあります。
(会計事務所によって運用方法は異なりますので、大凡の違いです)

従来の会計ソフトクラウド会計
税理士への
銀行・クレジットカード明細の提出
通帳記帳しコピー or ネットで印刷 or  を手渡し又は郵送データを定期的に同期するだけ
面倒な記帳、コピー、手渡し、郵送は不要
税理士への
領収書の提出
原本を手渡し又は郵送スキャナで一括スキャン又はスマホで撮影するだけでデータを簡単にアップロード可能
面談時に確認する試算表※1ヶ月~2ヶ月前の数値を確認することが多い
で出力された試算表を受け取ることが多い
その日の数値を確認することも可能
試算表をデータで確認するため紙で出力された書類を受け取ることは少ない

※試算表とは売上や利益がわかるものです。
 お客様との面談時にはこの試算表をもとに経営状況の把握や納税予測などを行います。

リアルタイム化の実現

従来の会計ソフトでは手作業が多く試算表を作るまでに時間がかかるため
面談時には1~2ヶ月前の売上や利益を確認することが多く、
その日や未来の売上、利益に頭を悩ませている経営者の方には心に響かないことがありました。

それに比べてクラウド会計では
データの同期やAIの力で手作業が大幅に減少し効率的に試算表を作成できるため
こまめに記帳を行えばその日の売上や利益を確認することも可能(リアルタイム化)です。

※freeeをご利用の場合一部のクレジットカードでは確定日にしか数値を把握できないため
 そこだけ数値の確定が遅れることがあります。2022.6月現在
 (クラウド会計では機能が日々アップデートされるため今後対応可能になる可能性があります)

ペーパーレス化の実現

さらにクラウド会計を利用すれば上の表に記載のとおり、書類でのやり取りが大幅に減少します。

面談時には試算表をデータで確認するため、
試算表などの書類を受領し保管場所や管理に困るということがなくなります。

また、電子帳簿保存法改正に簡単に対応できるので
紙の領収書を所定の方法でアップロードすれば領収書をすぐに破棄することも可能で
こちらも保管場所や管理に困るということがなくなります。

クラウド会計の利用によりペーパーレス化を実現して
書類を管理するコストや時間を削減しましょう。

まとめ

今回はクラウド会計を利用すれば、顧問税理士とのやり取りが簡単になり
リアルタイム化、ペーパーレス化というメリットも得られるというお話でした。

従来の会計ソフトを利用されているお客様にとっては
業務効率が劇的に改善するのではないかと思います。

編集後記

文章を書くことに慣れていないため、
ひとつの記事を書くのにとても時間がかかってしまいました。

ひとりごと

パソコンの前で仕事をしていると気づいたら
ずっと座っていてまったく動いていないことが多いです。
意識的に、強制的に体を動かすことをしなくては。