年末調整の時期になりましたね。
今年は定額減税があるので、
例年より時間がかかる作業となりそうです。

今年の年末調整について、
去年からの改正点をざっとおさらいします。

定額減税の確認

今年は、定額減税の影響で、
6月以降の毎月の給与から
一部税金が減額されています。
(手取りが増えている)

今年の年末調整では、
月次で行ってきたその減税金額のうち、
所得税の減税額が合っていたか確認し、
不足額や超過額があれば、
年末調整で精算しなくてはいけません。

所得税の定額減税の額は、
令和6年12月31日時点の状況(扶養の数等)
により金額が確定するためです。

定額減税に関しては
色々と複雑で詳細に書ききれないため、
詳しくは国税庁のHPをご参照ください。

動画もあるようですね。

簡易な扶養控除等申告書

今年から、
年末調整時に会社に提出する書類のうち、
「令和7年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」については、
前年からの異動がなければ✔マーク
をつけるだけでよくなりました。

令和6年の年末調整、去年からの改正点(定額減税と簡易な扶養控除等申告書)

これは
年末調整の時期(令和6年11月~12月)に、
来年(令和7年)の扶養の状況(予定)を
記載する書類です。

✔を付けられない以下のような場合は、
詳細な記載をしなくてはいけません。

  • 配偶者や扶養親族の変更
    (結婚、離婚、子の誕生、対象となる子・親・配偶者の就職、退職等)
  • 年齢の変動による扶養親族の変更
    (令和6年12月31日時点で、16歳、19歳、23歳、70歳等)
  • 本人が寡婦、ひとり親、勤労学生になったり、ならなくなった変更
  • 本人や配偶者や扶養親族が障害者になったり、ならなくなったり、控除額の変更があるような障害者の等級の変更
  • 配偶者の令和7年の所得見込が95万円超
    (給与収入150万円超)
  • 扶養親族の令和7年の所得見込が48万円超
    (給与収入103万円超)

まとめ

今回の年末調整の改正点について、
ざっと記載しました。

マネーフォワードやfreeeの
年末調整システムを使っていれば
自動で反映させてくれますが、
頭に入れておいていただけたらと思います。

編集後記

9月に事務所を移転し、先日ようやく
作業ができるほどに整いました。
始めて電動昇降デスクを購入してみましたが
今のところ快適で気に入っています。
FlexSpotというところのものです。

オンライン面談、訪問、喫茶店
などでの打ち合わせが多いので、
応接スペースがないのですが
ゆくゆくは作りたいと思っています。

令和6年の年末調整、去年からの改正点(定額減税と簡易な扶養控除等申告書)